こんなおやつはむし歯になりやすい!!
こんにちは。福岡市西区の愛宕南なかじま歯科です。
今回は以前にも当ブログで取り上げた「おやつ」についてのコラムです。
これまで開院からの約5年間、この姪浜、愛宕の地域で地域歯科医療に従事してきました。
その中で多くのお子さんを診察してきましたが、児童数が多い地域だからこそ小児期からの予防歯科の重要性をより強く発信することが重要であると改めて実感しました。
むし歯は、むし歯菌がお口の中の糖分を材料に酸を作り歯を溶かす(脱灰)ことで発生・進行します。
だ液は脱灰を修復(再石灰化)してくれていますが、長時間口の中に糖分があると再石灰化が追いつかずむし歯になりやすい環境になってしまいます。
糖分の中でも一番危険なのは砂糖(ショ糖)。。。
つまり、「砂糖が多く含まれ、長く口の中に残りやすい食べもの」がむし歯になりやすいといえます。
これはむし歯になりやすいおやつについてのイメージ図です。
食後の歯磨き、フロスは重要です。
歯科医院での定期検診、虫歯予防のフッ素塗布ももちろん重要です。
でも毎日の生活習慣(おやつなどの食生活習慣)も虫歯予防の観点からは同じくらい重要です。
是非、上のイメージ図を参考にされてみてください^^
新たな使用基準〜フッ素配合歯磨き剤の濃度について〜
こんにちは。愛宕南なかじま歯科です。
2023年、フッ素配合歯磨き剤の濃度や使用量について4つの歯科関連学会から新しい使用基準が発表されました。
新しい使用基準やこれまでの使用方法との違いをご紹介いたします。
「フッ素濃度」と「使用量」の改定内容
改定前 | 改定後 | |
~2歳 | 歯ブラシに切った爪程度 500ppm |
米粒程度(歯ブラシに1~2mm程度) 900ppm~1,000ppm |
3歳~5歳 | 歯ブラシに5mm以下 500ppm |
グリーンピース程度(歯ブラシに5mm程度) 900ppm~1,000ppm |
6歳~14歳 | 歯ブラシに1cm程度 1000ppm |
歯ブラシ全体(歯ブラシに2cm程度) 1,400ppm~1,500ppm |
15歳~ | 歯ブラシに2cm程度 1,000ppm~1,500ppm |
フッ素配合歯磨き剤の使用方法
改定に合わせて、フッ素配合歯磨き剤の推奨使用法も発表されています。フッ素配合歯磨き剤の効果を最大限に得られるようセルフケアに取り組むことが大切です。
【全年齢共通】就寝前を含めて1日に2回、歯磨きを行う
就寝中は唾液の分泌も少なく、お口の中で細菌が増殖しやすいためむし歯のリスクが高まります。就寝前には歯磨きを行うようにしましょう。
【3歳~】歯磨き剤は軽く吐き出し、うがいは1回
歯磨き剤に配合されているフッ素をお口の中に残すことでより効果が得られます。歯磨き後は歯磨き剤を吐き出して、少ない水でうがいを1回する程度におさえるようにしてください。うがいをし過ぎるとフッ素成分がお口に残らずに効果が半減してしまうため、フッ素成分をお口に残すよう心掛けてください。
【~2歳】歯磨き後はティッシュやガーゼでぬぐっても良い
小さなお子様だと、うがいが上手くできない場合も多いです。歯磨きの後は無理にうがいをさせず、ティッシュやガーゼなどでお口をぬぐうだけでも大丈夫です。
フッ素塗布を併用することでむし歯予防効果を高めましょう
歯科医院で行える「フッ素塗布」も併用することで虫歯予防の効果がより高まります。永久歯においてはむし歯予防の効果が20~30%高まるとされており、定期健診と共に定期的なフッ素塗布をおすすめいたします。
歯周病と定期検診の重要性について
こんにちは。愛宕南なかじま歯科です。
今回は聞き慣れた内容かもしれませんが、歯周病と歯科検診の重要性について改めて説明させていただきます。
皆さんご存じの歯周病は、歯と歯茎の周囲の組織に影響を及ぼす慢性的な炎症性疾患であり、進行すると歯の喪失や全身のへ悪影響を及ぼす重篤な疾患です。それに対抗するには予防と早期発見が重要です。
まず、歯周病の対策としては、適切な口腔衛生を保つことが挙げられます。
毎日の歯磨きやフロスの使用、歯間ブラシの活用などで、口腔内の細菌や歯垢を除去し歯周病の進行を予防することができます。
また、定期的な歯科検診が非常に重要です。
歯科医師や歯科衛生士による専門的な清掃や検査によって、歯周病の早期発見が可能となります。
早期に発見すれば、適切な治療やケアを行うことで進行を食い止めることができます。
検診の重要性は以下の点に由来します
【早期発見と予防】
定期的な検診によって、歯周病の初期段階やリスクを把握できます。
早期に発見することで、症状の進行を防ぎ、治療の負担を軽減します。
【カスタマイズされた治療】
検診により、個々の口腔状態に合った治療プランが立てられます。これにより、患者さんのニーズに適した治療が提供されます。
【予防指導】
・歯科医師や歯科衛生士から、適切な歯磨きや口腔ケアの方法についてアドバイスを受けることができます。
・予防的な指導を受けることで、歯周病のリスクを低減できます。
【全身への影響】
歯周病は全身の健康にも影響を及ぼすことがあります。心疾患や糖尿病などとの関連も指摘されています。
定期的な検診によって、早期に歯周病のリスクを把握し、全身の健康を守ることができます。
以上の理由から、歯周病の対策と予防には、日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診の重要性を理解し、実践することが大切です。
健康な歯と口腔を維持することは、全身の健康にも大きく影響することを忘れないようにしてください。
当院の審美歯科について
<審美歯科とは>
審美歯科、美容歯科と呼ばれている分野です。歯や歯肉の病気を治すことだけが目的ではなく、さらに踏み込み、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的としています。
感染予防策をさらに強化しました!
本日、医院待合室と診療室内に感染予防策として強力な機器を導入しました。今般、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていますが、
実は我々は普段から様々な化学物質や微生物が存在する環境下で生活しています。
そこで、
『お口の健康を維持するために当院を受診される患者さまが、より安心して通院いただける環境を作る方法』
を模索した結果、今回以下の機器を導入いたしました。
導入機器:「バイオミクロンサークル PRO」
これは、我々が生活する環境下に存在する菌やウイルスを
光触媒機能によりおよそ30分で99%以上分解・除去する能力
を有しており、その実績から、
多くの患者さまが受診する東京大学病院や、密になりやすい空間である羽田空港等にすでに導入されています。
私は長崎大学病院勤務時代に光触媒によるインプラント周囲炎の治療の研究を行っていましたので、
今回当院に導入した機器の除菌機序とそのデータには 信頼を置いています。
当院に通院される患者さまの安心に少しでも寄与できれば幸いです。
愛宕南なかじま歯科