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2021.04.16

当院の審美歯科について

<審美歯科とは>

審美歯科、美容歯科と呼ばれている分野です。歯や歯肉の病気を治すことだけが目的ではなく、さらに踏み込み、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的としています。

従来は主に歯の機能的な回復を第一に考えられてきました。しかし口もとの印象というのは、お顔全体の印象にも影響を与える重要なポイントです。そこで最近では歯の機能的な回復にとどまらず、審美的な回復や改善までどちらも重要な要素として治療が行われています。
 
<当院の審美歯科治療>
大学病院の補綴科(被せ物専門の外来)で博士号を取得した院長が治療を担当いたします。
当院ではセラミックによる審美歯科治療を行う際に、まず始めに最終的な目標とすべき理想的な形態をワックスで完全に再現した模型、診断用ワックスアップを作製します。このワックスアップを使用して治療のシミュレーションを行い、咬み合わせの確認や歯を削る適切な量を決定します。
 
<治療の流れ>
①診査・診断:診断用模型作製、ワックスアップ(最終形態)を作製。理想的な歯のサイズ、形態、傾斜、歯肉の位置などを確認します。
➁形成:ルーペ下での形成を行い、最終的には超音波チップによる仕上げ形成を行います。
③型取り:形成した歯に印象用コード(圧排糸)を巻き付けていきます。型取りする面を明確にする効果があります。
④シェードテイキング:カメラ撮影、スケッチ等色や形に関する情報を採取します。
⑤試適:製作を開始後、1回目のご来院で製作物がそのままOKとなるのは約3割程度です。シェードテイクにいくら時間をかけていても、それだけ特に色を合わせるというのは難しい行為です。試適は数回かかることも珍しくありません。患者様にはご足労をおかけしますが、私どもも技工士もより素敵な製作物とするために努力を惜しみませんので、どうぞご協力をお願い致します。
⑥完成・装着:優れたセメントを使用し装着します。