フッ素で虫歯予防
虫歯予防で特に大切なのはフッ素をよく使うことです。フッ素は歯を強くして、虫歯になりにくくします。また、虫歯菌の活動を抑える働きもあります。
フッ素とは地球上のあらゆる動植物や水や大気に含まれる天然の物質です。
私たちが毎日摂っているすべての食事にもフッ素は含まれています。
ですから、虫歯予防にも適正な使い方をしていれば、摂りすぎて害になるということはありません。
<歯科医院で使うフッ素>
歯科医院で使用されるフッ素(高濃度フッ素)は家庭用歯磨き粉に含まれるフッ素(低濃度フッ素)の約10倍~20倍の濃度があります。
ですから、定期的に歯医者さんでフッ素をぬってもらうことは虫歯予防の観点から非常に効果的です。
一般的な目安としては3か月に1度程度のフッ素塗布がおすすめです。
また、子どもだけでなく大人でも同様の効果はありますのでご希望の方はお申し付けください。
<ご家庭で使うフッ素>
●フッ素入り歯みがきペースト(はみがき粉)
最も一般的な家庭用フッ素の使い方です。現在売られている大部分の歯みがきペーストにはフッ素が入っています。
最近では、子どもにとって歯磨きペーストは汚れを落とすためというより、フッ素を歯に作用させるために使うという考え方になってきています。
また、フッ素を長くお口の中に留まらせるために、うがいはごく少量の水で1回だけにするのがポイントです。
●フッ素ジェル
フッ素入りはみがきペーストで歯みがきをしたあと、さらにフッ素ジェルを歯に塗ると、ダブルのフッ素効果が得られます。
フッ素ジェルを塗るのは夜寝る前が効果的です。
または、ブクブクうがいのできない3歳ぐらいまでの子どもには、少量のフッ素ジェルだけで歯みがきするのもいいでしょう。
フッ素ジェルを使った後はなるべく軽く吐き出す程度にして、うがいをする場合もごく少量の水で1回だけにします。
●フッ素洗口剤
歯みがきをしたあと、フッ素洗口剤でブクブクうがいをします。
フッ素洗口剤は、いろいろなフッ素の中で最も虫歯予防効果が高いといわれています。
ブクブクうがいがきちんとできるようになる3~4歳以上の子どもにおすすめです。
一部の小学校などで行われていることもあります。
市販はされていないので、歯医者さんで購入します。
ご不明な点はお気軽にお尋ねください。
愛宕南なかじま歯科
住所 福岡市西区愛宕南2−13−3
電話 092-836-6212
mail info@atagominami-nakajima-shika.com
最寄り駅 地下鉄空港線 姪浜
西鉄バス 愛宕一丁目
インプラントにもいろんなメーカーがあるの?
インプラントの構造についてのコラムです。インプラントは一般的に、
①インプラント体
②アバットメント
③上部構造(被せもの)
の3つの構造体によってい構成されています。
今回は①インプラント体について詳しく記載していきます。
インプラント体とは骨に直接埋め込まれる、チタン製の構造体で、一般的には直径約4mm、長さ10mmのネジのような形状をしています。
(厳密に言うと、他の素材も存在しますが)
実は一言で「インプラント」といっても、インプラントを製造するメーカーは世界に100社以上あり、それぞれが特徴を打ち出して販売されています。
(洗濯機にTOSHIBAやHITACHI etc… など複数メーカーがあるのと同じですね。)
でもすべてを見比べてインプラントメーカーを選択するのはとても困難です。
結局、患者さまにとって有益な情報とは
「インプラントメーカーによって何が違うのか?」
「どのメーカーがいいのか?」
だと思います。
私は大学病院でインプラントについての基礎研究や治療をしていた経験から、メーカー毎の決定的な違いは、
インプラント体表面の性能
であると考えています。
インプラント体は、骨の中に埋め込まれた後、骨と結合しなければなりません。
骨と結合するためにはインプラント体の周りに細胞やタンパクがくっつきやすくないといけません。
インプラントメーカーが異なると、このくっつきやすさに違いが生じるのです。
少し細かい話になりましたが、インプラント体には実はこのような違いがあるのです。
そしてその違いを考え、私が当院で導入しているインプラントメーカーは、ストローマン社製インプラントです。
(なぜストローマン社のインプラント体表面が優れていると考えるのか、より詳しい説明を希望される方にはよろこんでお話いたします。)
私は大学病院で勤務していた頃からストローマン社製インプラントを好んで使用してきましたが、やはりその性能には非常に高い信頼性があります。
当院でストローマン社製のインプラント治療をうけられた患者さまからも、
「もう手術終わったんですか?」
「術後痛むことがあると言われたけど、全然痛くなかったです」
とのお言葉をいただきますが、それもこのインプラント体の能力の1つだと思います。
もちろん、インプラント治療の成功の鍵を握るのは治療前の診査・診断とその後の正しいメインテナンスです。
しかしながら、インプラントにも多くの種類が存在し、それぞれ性能が異なるという点はこれからインプラント治療を検討される患者さまにも知っていただきたいと思い、この記事を書きました。
これからもインプラント治療を専門にしてきた者として、安全で長期に安定するインプラント治療を実現するための当院の取り組みについて発信していきたいと思います。
ご不明な点がございましたらご連絡ください。(info@atagominami-nakajima-shika.com)
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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こんなおやつはむし歯になりやすい!!
今回は、「おやつ」についてのコラムです。
むし歯は、むし歯菌がお口の中の糖分を材料に酸を作り歯を溶かす(脱灰)ことで発生・進行します。
だ液は脱灰を修復(再石灰化)してくれていますが、長時間口の中に糖分があると再石灰化が追いつかずむし歯になりやすい環境になってしまいます。
糖分の中でも一番危険なのは砂糖(ショ糖)。。。
つまり、「砂糖が多く含まれ、長く口の中に残りやすい食べもの」がむし歯になりやすいといえます。
これはむし歯になりやすいおやつについてのイメージ図です。
参考にしてみて下さい^^
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。本年も皆さまの健康のお力になれるよう、丁寧な歯科医療を提供してまいります。
虫歯や歯周病、ものが噛みにくい等、お悩みがございましたら当院へご相談ください。
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お子さまの虫歯
その理由は、
乳歯は永久歯に比べて歯質が弱く、厚みが半分
乳歯の奥歯の溝は複雑で、汚れが溜まりやすい
このため、虫歯の進行が早く、歯の神経(歯髄)まで進んでしまうことも珍しくありません。
「乳歯はどうせ抜けてしまうし・・・」
「永久歯に生えかわってから虫歯予防をすれば大丈夫!」
それは大きなまちがいです!
虫歯は虫歯菌による感染症。乳歯に虫歯があると、口の中の虫歯菌も増えています。その悪い環境の中では新しく生えてきた永久歯も虫歯になりやすくなってしまいます><
乳歯の虫歯が進行して根の先に炎症が起こると、その下に眠っている永久歯に悪影響をおよぼし、部分的に変色した永久歯が生えてくることがあります。
虫歯のためにやむなく乳歯を抜いてしまうと、抜いて出来たスペースに隣の歯が寄ってきてしまいます。すると、生えかわりの時期が来たときには十分なスペースがないため、永久歯がまっすぐに生えてこられず 歯並びが悪くなってしまいます。
お子さまの虫歯予防・定期検診はとても大事です!